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3月16日に京都散策で新熊野神社へ行ってきました。
新熊野神社とは
新熊野神社と書いて「いまくまのじんじゃ」といいます。
和歌山県田辺市に熊野神社があり、平安時代末期には熊野信仰が盛んで天皇等がよく参拝していたようです。
しかし、都のある京都からは非常に遠く、気軽に参拝できるわけではありません。
そこで、後白河法皇が熊野神社の別宮として建てられたのが新熊野神社というわけです。
祭神には、伊邪那美命、伊邪那岐命、素戔嗚尊、天照皇大神など有名どころの神様が挙げられます。
伊邪那美命・伊邪那岐命とは
国生み、神産みをした夫婦。
神話においては、皇室の祖先とされています。
国生みで伊邪那岐命と伊邪那美命が天沼矛を用いて混沌をかき混ぜたところ、矛から滴り落ちたものが積もって島ができたという。
その島をオノコロ島といい、淡路島の近くあったと言われています。
そのオノコロ島に降り立ち、夫婦としての契を結び、多くの島々を生んでいきました。
島の作り方は、2人褒め合って性交をするというもの。
誰が考えたかわかりませんが、すごい発想だなと思います(;´∀`)。
2人で島を作ったあとは、子作りで神を生み始めます。
その子作りで問題が発生しました。
火之迦具土神を出産した際、伊邪那美命が大やけどを負い倒れてしまいます。
その際、苦しみから出た尿、糞、吐瀉物からも神が生まれるというなんと不思議な……
その後、伊邪那美命は回復することなく死去します。
伊邪那美命の死に激怒した伊邪那岐命は、息子である火之迦具土神を十拳剣「天之尾羽張」で斬り殺してしまいます。
その剣についた血からも多くの神が生まれます。
有名なところでは、大国主神の国譲りで登場する建御雷神がいます。
愛する妻を失い悲嘆に暮れていた伊邪那岐命ですが、伊邪那美命に会いたいがために黄泉の国(あの世)へ行くことを決断。
黄泉の国で伊邪那美命と再開し、伊邪那美命と現世に戻ろうと提案。
伊邪那美命は「黄泉の国の神となんとかできないか話をしてみる」といい、「話し合いの最中は決して覗かないように……」と釘を差します。
しかし、話し合いからなかなか戻らないことにしびれを切らした伊邪那岐命がこっそり覗いたところ、ゾンビと化した伊邪那美命の姿が。
変わり果てた妻の姿を見て逃げ出した伊邪那岐命ですが、姿を見られた伊邪那美命は黄泉醜女に追走を命じます。
逃走する際、時間稼ぎのために髪飾りや櫛を投げるとなぜかブドウやタケノコができ、黄泉醜女はそれらに気を取られて撒くことができました。
さらに追手の雷神などがくるものの、黄泉平坂付近の桃を投げつけることで逃走に成功。
最後の追手として伊邪那美命が登場するのですが、黄泉平坂(現世とあの世の境目)で大岩により出入り口を防ぎこの世とあの世が分かれました。
岩の向こう側から伊邪那美命が「こんなひどいことをするなら1日に1000人殺しましょう」と言い、伊邪那岐命は「それであれば私は1日に1500人子供を産みましょう」と返答。
これが人の生死の起源と言われています。
これにより神最大の夫婦喧嘩が終了し、離縁することとなりました。
醜い妻の姿を見て恋愛感情が一気に冷めるとか、随分とリアリティな話だなぁと思いましたね(;´∀`)。
その後、伊邪那岐命は黄泉の国での穢れを落とすための禊を行い、左目から「天照皇大神」、右目から「月読尊」、鼻から「素戔嗚尊」が生まれたと言われています。
伊邪那美命はというと、黄泉の国の主祭神「黄泉津大神」となり黄泉の国を支配したのだとか。
現在の神話における神々の原初と言うべき2人です。
素戔嗚尊、天照皇大神については、別記事を参照してください。
京阪・JR東福寺駅より少し北上したところにある静謐な神社です。
歩いて10分くらいだったと思います。
近くは住宅街で向かいは大通りなのですが、ここだけは非常に緑豊かで落ち着く場所となっています。
残念ながら新型コロナウイルスの影響で手水舎は使用中止状態です。
手水舎の横には新熊野神社の模型が置いてあり、全景を確認することができます。
鳥居をくぐって少し直進したあと右手に本殿があります。
祭神は先述の通り始祖の神々ということもあり、ご利益は何でもありなような気がします(;´∀`)。
本殿裏手には、京の熊野古道とというものがあり、ちょっとした自然豊かな道ができています。
ちょっとしたとありますが、本当にちょっとしたというレベルで本格的な自然道というわけではありません。
その道には様々な展示物が置かれており、いろいろ見てみるのも面白いですね。
自然豊かな神社で非常に落ち着きましたね。
先述の通り、京の熊野古道には様々な展示物もあり、いろいろ勉強となります。
この雰囲気を味わうと、和歌山の熊野大社とかにも行ってみたくなるなぁ。
御朱印は直書きです。
印には3本足の八咫烏があり、新熊野社の文字も八咫烏がモチーフになっています。
他にもいくつかの種類の御朱印があり選べるようになっていました。
御朱印をいただいたとき、社務所の方から神仏習合などいろいろお話を聞かせていただけたのも良かったですね。
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